
冬が深まるにつれ、手足の冷たさや体調の優れない日が増えていませんか?
腹巻、レッグウォーマー、湯たんぽ……など、体を温めるグッズをいくつも愛用していますが、やはり体を心から温めるのは「食事」だと痛感しています。
特に、日々の食事に取り入れやすいのが「調味料」。
今回は、九州生まれの温もり調味料と、冷えに負けない体を作るためのヒントをご紹介します。
カラダを芯から温める食材とは?

体温を上げる食事には共通のポイントがあります。それは、
- 土の中で育つ食材(根菜類など)
- 発酵食品(味噌や醤油など)
- 香辛料
特に、古来より薬としても珍重されてきた「生姜(しょうが)」は、日本の温活食材の代表格。
生姜には主に二つの温活成分が含まれています。
①ジンゲロール
生の生姜に多く含まれ、殺菌作用や免疫力向上に働きかけ、体の表面の血流を良くします。
②ショウガオール
生姜を加熱・乾燥させることでジンゲロールが変化して生まれる成分で、体内の脂肪や糖を燃焼させ、胃腸を刺激して体温を芯から上げる作用が期待されています。
このショウガオールの効果を狙って、生姜を加熱調理したり、乾燥させて粉末にして使うのが効率的な温活術です。
九州は温活食品の宝庫!郷土に根付く発酵文化と香辛料

九州では、味噌や醤油、漬物といった発酵食品だけでなく、香辛料を活かした調味料も豊富です。
例えば、柚子胡椒。
生姜と並び、血行促進効果があると言われる唐辛子と、香りの良い柚子を組み合わせた万能調味料です。
九州の食卓には、先人の知恵が詰まった「温める工夫」が凝らされています。
生姜の力を最大限に引き出す『発酵』のチカラ

温活において特に注目したいのが、生姜+αの組み合わせです。
おすすめは、食べる生活百貨店の「発酵生姜ペースト」。
無農薬栽培の生姜を発酵させ、さらに免疫力を高める梅の花の乳酸菌も加わった「発酵×生姜×乳酸菌」のペーストです。
「FOOD STYLE JAPAN 2025<九州>」の取材中に出会い、個人的な温活グッズとして手放せなくなりました。
「発酵生姜ペースト」の温活活用術
私は毎朝、柑橘果汁(ゆず、レモン、みかんなど)と発酵生姜ペーストをお湯で溶いて飲んでいます。

左上:製氷皿で凍らせた柑橘果汁

「発酵生姜ペースト」はまろやで、生姜独特のツンした辛みがありません。
飲み物だけでなく、料理にもちょい足しして使えます。

コーラに「発酵生姜ペースト」を加えると、クラフトコーラ風に。
生姜焼きや唐揚げなど、生姜を使う料理にはいつもと同じように使えます。
味噌汁やサムゲタンなど、スープに加えるとさらにポカポカになりますよ!
温活調味料で心も体もポカポカに
体の冷えは、我慢や努力だけで解決するものではありません。
今回ご紹介したように、美味しいご当地調味料を選ぶ「食の楽しみ」を通じて、手軽に温活を習慣化することができます。
古来の知恵が詰まった生姜の調味料を活かして、今年の冬を健康で温かく、そして美味しく過ごしましょう♪